死にたくなるよと夜泣くタニシ

大声で呟くひとりごと

いちご大福はじめました

 

 

みなさん日曜日の夜って憂鬱だって言うじゃないですか。まあ日曜日の夜にテンション爆アゲの人ってなかなかいないだろうけどさ。

でもわたしは夜よりも朝の方が憂鬱なんですよね。なぜか。

「あ~~~今日で休み終わっちゃうのか~~~」って起きる朝の方が苦手。

まあ純粋に朝が苦手だからですかね。本当にびっくりするくらい朝起きれないんだよね。

そして基本的に引きこもりだから、予定がない限り家から出ない。出たくない。

 

……そんな生活を送っていたんですけど、先日誕生日を迎えまして、

今年の目標は「破天荒に生きる」「友達を増やす」に設定してしまったた以上、まずは家から出ないといけないかな~と。

だって家の中で破天荒に生きるって難しくない?ただ部屋で一人で暴れ狂ってるってこと?怖くない?

まず家の中に自分しかいないから友達とかそもそも出会えなくない?無理くない?家出るしかなくない?

ということで、最近は予定が無くても外に出るようにしています。(相変わらず一緒に出掛ける友達はいない)

わたし基本的に「一人〇〇」が苦手なので、今までは一人で出かけても全然楽しさを見いだせなかったんですけど

一人散歩はめちゃめちゃたのしい!!!

いやもうBBAかよって感じなんですけど、マジみんな散歩おすすめだって(?)

現段階でわたし史上最高で地球に重力をのしかけているので(直訳:太った

運動もかねて歩きまくってます。

めっちゃ駅から歩いてるの!最近!

おすすめは帰り道ですね。行きで歩いていくと疲れて死ぬから。

だから、よくやるのは、誰かと遊ぶ時も、駅で解散してから

帰り道は何駅分か歩いて帰る…みたいなね。

普段歩かない街を1人でぷらぷら散歩して帰るのがすっごい楽しい。

見慣れた風景ってどうしても関心が向かなくなっちゃうっていうか

最寄り駅から家まで歩いてくる時とかって、別にもう風景なんて見ないじゃないですか。なんならスマホ見ながら帰るでしょ?

でも歩いたことない街って、何見ても新鮮に見えるんだよね。

その街に住んでる人にとっては何てことない自販機の落書きとか

独特なキャッチフレーズの飲み屋さんとか。

わたしにとっては、全部新鮮に見えてくるんですよ。

普段は立ってないアンテナが反応するっていうか。

いつもは別に気にもしてない犬の鳴き声が、知らない街で聞くと新鮮に聞こえたり

普段は気にも留めていないけれど、赤信号が青になるまでの時間を数えたり。

そういうアンテナが反応するんですよね。

今の人の香水、いい匂いだなぁ~とか。

中学生は今日も部活なのか~とか。

姉妹でお揃いのワンピースを着て歩く子どもにきゅんときたり。

生ビール1杯190円のお店を見つけてテンション上がったり。

和菓子屋さんの「いちご大福はじめました」の張り紙にときめいたり。

そういうものを見つけて、鼻歌を歌いながら家に帰る日曜日の夕方が、わたしにとっては幸せだったりするのです。

その街に住む人にとっては、何でもないことが

わたしには幸せを感じるものに見えるし、

逆に言えばわたしは、普段だってこういうアンテナを持っているはずなのに自ら片づけちゃってるってことですよね。

本当はきっと普段歩いてる道にだって面白い看板があったり

弓道の弓を抱えて部活に励む高校生とすれ違ったりしてるかもしれないじゃないですか。

なのにわたしは気にも留めずにスルーしてるんですよね。見過ごしちゃってる。

 

普段から、そういうアンテナをちゃんと張れる人になりたいですね。

感性の豊かな人って素敵じゃん。

「幸せになりたい」って言うよりも前に、幸せを見過ごさないでちゃんと発見できる人になりたいな。

「いちご大福はじめました」をスルーしちゃうのって、もったいないじゃないですか。